再来週はついに
待ちに待った、宝塚記念ですね
ちょっと気は早いかも知れませんが
宝塚記念について教えてください
上半期最後のG1だしな
2週間かけてゆっくりと攻略していこう
宝塚記念の攻略ポイント
宝塚記念は王道レースではなく
トリッキーコースだ
この事を理解しているかしてないか
これがめちゃくちゃ大切になってくる
では、どのようにトリッキーなのか
ポイントをまとめると
攻略ポイント
①スピードを上げていく戦いではなくてスピードの削り合い
②マイルから2000mに匹敵する追走力
③小回り特有のコーナー加速からの勝負
この三つが大きなポイントになってくる
一つずつ解説していこう!
①スピードを上げていく戦いではなくてスピードの削り合い
王道のレースは
スピードを削り合うのではなく
スピードを上げていくレースになる。
王道のレースというのは
東京2400、東京1600、東京2000
ダービー、天皇賞・秋、ジャパンカップと言った
注目度の高いレースのことだ。
そういったレースはスピードの絶対値の高さが
如実にレース結果として現れやすい。
しかし!
宝塚記念はそう言った
王道レースとは一線を画す。
宝塚記念はそう言った王道レースが
行われる東京競馬場、京都競馬場と違って
阪神競馬場の内回りコースで開催される。
阪神競馬場と言えば
最後の直線に急な坂があり
東京、京都と比べてタフな条件になる。
競馬場の違いから
スピードの上げていく戦いというよりも
削り合っていく戦いになる。
②マイルから2000に匹敵する追走力
更に!
阪神競馬場の内回りコースを使用するため
阪神2200mというのは
コーナーを四つも回る
コースレイアウトになっている。
そのため、東京のワンターンのレースと違って
レース全体として落ち着かない流れになる
そのため2200mという距離であっても
追走力自体は2000mを
こなすくらいの追走力が必須になる。
③小回り特有のコーナー加速からの勝負
そして
小回りコースというのは、直線が短いため
最後の直線で一気にごぼう抜きするのが困難なコース。
そのため
多くのジョッキーが早仕掛けをしていき、
第四コーナーあたりから
一気に!
レーススピードが上がっていく戦いになる。
そのため
スピード力だけで
どうにかなるレース質にはならず
第四コーナーから徐々に加速していく機動力
コーナーから長く脚を使えるスタミナ
そう言った個性も大切になってくるのだ。
まとめると
阪神内回り2200mでは
道中は2000mに匹敵する追走力が必要
しかも
そう言った忙しい流れを追走しながら
コーナー加速が求められ
長く脚を使っていく戦いになる。
スタミナと機動力の高さがそこで求められる。
最後の直線は短いが
緩まない流れを追走してきて
疲労が溜まったところで
坂のある最後の直線を迎える必要があるので
スピードを上げにくく
根本のスタミナ性能が問われる。
しかも、この時期は雨が降りやすいので
雨が降って重馬場になった場合には
更に
スタミナ勝負の要素が強くなっていく。
なるほどー!
スピード要素が大切な東京と違って
スタミナ要素、馬力性能、小回りの機動力
そう言った個性が大切になってくるんですね
そういうことだ。
実際に過去のレースを見返しても
昨年のタイトルホルダーは
まさにスタミナ自慢の一頭だし
2年前と3年前にこのレースを制したクロノジェネシスは
馬力性能の高さ、重厚なスタミナが
持ち味の馬だったよな
いかに
スピード要素ではなくて
スタミナ、馬力性能の高さが
大切になってくるか分かるよな
勝負の本命馬
◎ジェラルディーナ
これで勝負するつもりだ
彼女の個性はなんと言っても
タフな消耗戦に強い
そう言った個性を持っており
宝塚記念に出走してきたら
本命を打とうとずーーーっと思っていた一頭なのだ!
彼女がベストパフォーマンスを見せたのは
昨年のエリザベス女王杯だと思っていて
エリザベス女王杯は重馬場開催で
タフな馬場コンディションとなって
スタミナ性能の高さ、馬力性能の高さが
問われた一戦だった。
その消耗戦に強い個性を活かせたのが
エリ女の次のレースの有馬記念だ。
有馬記念も中山2500mで
タフな条件で走らされるレースで
消耗戦に強いタイプが台頭しやすいレースである。
そのレースで出遅れながらも
3着に入選したのは
消耗戦のG1ではトップクラスの実力を示した一戦だっただろう。
ジェラルディーナが強い馬なのは分かるんですけど
近走の負けが気になります
近走の負けは気にしなくていいと思っている。
なぜなら、近走は
スピードの削り合いではなくて
スピードを上げていくような戦いだったからだ。
二走前の大阪杯は
内枠で進路を簡単に取らなかったのに加えて
前残りが顕著な戦いだった。
ジェラルディーナは、上がり最速を叩き出せるタイプではないので
厳しい戦いだった。
一走前のQE2世Cは
最後の直線でスピード力が強く求められる戦いだった。
スピード力がG1メンバー相手となると厳しいものがあった。
この二戦の敗因がスピード不足による負けなので
そこまで悲観する必要はないと思っているぜ
確かに、スピードよりもスタミナが大切な戦いなら
スピード不足の負けは目を瞑れそうです。
他にこの馬の強みはありますか?
あと、ジェラルディーナと言えば
叩き良化タイプだよな
レース本数をこなす毎に
調子が上がってくるタイプなのだ。
宝塚記念は叩き3戦目で
本領が発揮できるだけの調子が整ってきたと言えるんじゃないか
また、この馬は非根幹距離が得意な馬なのだ。
非根幹距離(1400、1800、2200、2500)などの距離は
独特の距離であって
独特のリズムが存在している。
根幹距離で活躍する馬
非根幹距離で活躍する馬の2種類の馬がいて
非根幹距離で活躍する馬は
非根幹距離では滅法強い成績を残すことが
多々あるのだ。
中距離の非根幹距離マスターと言えば
同じ斎藤厩舎の先輩である
クロノジェネシスだろう。
彼女は、宝塚記念を二連覇、有馬記念も制覇
ただ!
非根幹距離ではG1を3勝しているにも関わらず
根幹距離の重賞は古馬になってから一度も勝てていない。
非根幹距離の独特のリズムを得意にしている馬が
いかに、非根幹距離で強さを示すか分かるだろう。
エリザベス女王杯、オールカマー、有馬記念と
非根幹距離で成績を残してきているジェラルディーナは
まさに非根幹距離の鬼だと考えている。
鞍上も武豊に乗り替わりになった。
心強い鞍上と共に
G1二勝目を掴んで欲しいと思うぜ。
終わりに
次の記事では
イクイノックス、ジャスティンパレスといった人気馬の考察をやっていく
また次の記事で!
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