夏競馬本当に難しいですね…。
ハンデ戦は本当に難しい。
CBC賞、七夕賞と斤量有利を貰ってる穴馬が爆走している。
かなりの穴馬が爆走していますし
斤量の差がどれだけ影響があるかがよく分かります…。
斤量有利と展開有利の二つが重なれば
穴馬の大爆走は十分に可能だというのが身に染みて分かる。
知っている人は多いとは思うが
今年から負担斤量が増えている
その影響もあってなのか
例年以上に馬体重の軽い人気馬が苦戦を強いられている印象で
先週のエヒトも展開的な不利があったものの
最後の直線では苦しかった。
ヴェルトライゼンデとかイルーシヴパンサー、カラテといった
500キロを平気で超えてくる大型の馬の場合は
そこまで斤量増加を気にしている印象はないのだが
馬体重の軽い馬は昨年度よりも苦しんでいる印象だ。
相対的に斤量有利を貰っている穴馬が台頭してきやすく
能力の差を平気で覆してくるので
例年以上に!
穴馬には十分に目を見張っている必要があると考えている。
CBC賞で爆走したサンキューユウガ、ジャスパークローネ
七夕賞で爆走したククナ、ホウオウエミーズは
いずれも、展開的な有利を貰っている。
展開的な有利を貰ってる穴馬であれば能力の差を覆してくるので
特に、展開的な有利を貰えそうな穴馬には
夏競馬では、注目していきたいところだ。
レースの攻略ポイント
函館記念で求められる個性をまとめると
・洋芝の馬場をこなせるだけのスタミナとパワー
・第四コーナーで好位置を確保できる機動力の高さ
・長く脚を使えるだけのスタミナ
函館競馬場と言えば
洋芝で行われるのが最大の特徴だろう。
洋芝の特徴は【パワーを要する馬場】であるところだ。
いつもよりもタフな馬場コンディションを走る必要があり
パワーとスタミナの絶対量が
同時に求められるような戦いになる。
また!
機動力の高さも非常に大切になってくる。
過去10年間の勝ち馬の第四コーナーでの位置取りを確認すると
2022 ハヤヤッコ 2番手 2021 トーセンスーリア 2番手 2020 アドマイヤジャスタ 6番手 2019 マイスタイル 1番手 2018 エアアンセム 3番手 2017 ルナミスウォリアー 3番手 2016 マイネルミラノ 1番手 2015 ダービーフィズ 4番手 2014 ラブイズブーシェ 3番手 2013 トウケイヘイロー 1番手
第四コーナーでの位置取りがそのまま
レースの着順になってくる戦いになるのが分かるだろう。
では、なぜ函館競馬場での戦いにおいては
第四コーナーで好ポジションを確保できる機動力の高さが
大切になってくるのだろうか?
それはコースレイアウトに秘密がある。
函館2000mは最後の直線が262mと
JRAの競馬場で最も短い競馬場で
最後の末脚のスピード力でどうにかなる戦いにはならないのだ。
スピードがいくらある馬であっても
洋芝でそもそもスピードが出にくいのに加えて
最後の直線が短かくて差し切れない戦いになりやすい。
早めに好ポジションを確保できている馬が
押し切っていく戦いになりやすいのだ。
なるほど!!
スピード力よりもスタミナ性能の高さ、機動力の高さが大切なのですね。
後方で脚を溜める差し馬は
このレースではダメなんでしょうか?
いや、そんな事はない。
2014年の勝ち馬のラブイズブーシェは
後方からの競馬ではあったが道中で捲っていって
最後の直線では好ポジションを確保していた。
差し馬の場合は捲り戦法を得意にしているかどうかは
とても大切なファクターになってくると思う。
函館2000mで求められる個性を再度まとめると
①2000m以上のスタミナ性能の高さ
②第四コーナーで好位置を確保する機動力
→差し馬ならば、捲り戦法が必須
このような函館2000mの戦いで求められる個性を
十分に満たす一頭が出走してきているので
ココで紹介させて貰いたい!
注目の穴馬
7番人気想定
ルビーカサブランカ
この馬の個性はなんと言っても
スタミナの持続力勝負に強いところだろう。
この馬の良さが発揮されていたレースというのは
4走前のチャレンジカップであったと考えている。
このレースは、阪神2000mで行われたレースであって
阪神2000m内回りコースというのは
スタミナの持続力の高さが求められるコースで
函館2000mとも親和性の高いレースであり
このレースで好走したルビーカサブランカは
十分に函館2000mの適性を示していると言えるだろう。
そのチャレンジCは
レースはハイペースで進んで行ったこともあり
スタミナがかなり削られていくペースだった。
そのような厳しいペースの中で
徐々に位置を押し上げて行き
最後の直線では1着のソーヴァリアントに
スピードの差で負けてしまったが
ルビーカサブランカのスタミナ性能の高さ、機動力の高さは
十分に示した内容だった。
また、この記事の冒頭に伝えさせて貰ったように
この馬は、斤量の不利を背負ってきた一頭で
前走の巴賞は57キロを背負わされており
牡馬換算では59キロの斤量を背負わされている。
流石に厳しい斤量を背負わされていた印象で
前走の負けは度外視して良いと考えている。
しかも、この馬は休み明け初戦よりも
叩いた方が良いタイプであるので
前走よりも上積みは十分にあるはずだ。
その前走よりも一気に斤量は減って
今回は55キロにまで減った状態で出走できる。
ここはかなり狙えるだけの条件が揃ったので
ぜひ!この馬の名前だけでも覚えて帰って貰えたらと思う!!
終わりに
YouTube動画も最近更新している!
まだまだ、再生数は少ないが
少しずつ動画は出していくので是非見て欲しい。
今の時期から見てくれている人は、いずれ古参ぶれます。
推奨したカレンルシェルブルの言い訳はありますか?
自分的、カレンルシェルブルの誤算は
①若干の外差し馬場で、内もまだまだ残ってた事
②極度のスローペース
③斎藤騎手が馬のリズムを重視した騎乗をした事
特に②のスローペース過ぎたのが誤算で
1000mの通過タイムが60秒を超えており
重賞ではかなりのスローのペース。
フェーングロッテンが逃げなかったのがこのスローペースに
拍車をかけたと思う。
結果的に第四コーナーでのポジションのまま
着順が決まった形となった。
ある程度は先行馬が揃っていたので
このスローペースは予想できなかった。
蓋開けてみないとフェーングロッテンが
逃げるかどうかは分からないし
予想するにも難しいレースだったと考えている。
レース後の松若ジョッキーのコメントでも
「馬が走る気がなかった」という旨の事を言っているように
馬に“闘志”がなかった。
馬の気持ち1つでレース質が大きく変わってしまうのが
競馬ってゲーム。
理不尽を楽しむ気概がないとやってられない。
特に、夏競馬は理不尽要素が増えてくる。
何が起こるか分からない戦いが続きます!!
その中で、最も妥当性の高い判断をしてのが大切で
そういった判断を下していくための
知恵、知識、経験則は共有していきます!
夏競馬は本当に難しいですが
楽しくやっていきましょう!!
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