天皇賞・春　総まとめ

★ドゥレッツァ(1番人気想定)

前走　金鯱賞　2着

金鯱賞らしくイン有利のトラックバイアス。

外を回しての2着で評価できる内容。

1着までと0.8秒差だが

プログノーシスが内を突いて1着で

この馬が外を回すロスがあったのを考えると、タイム差程の差はない。

前々走　菊花賞　1着

ルメール騎手の前に出す好判断があったとは言え、内容的には完勝。

【総評】

前走は進路の差はあれど、0.8秒差はかなりのタイム差。

距離適性自体は2000m前後が良いと思っている。

舞台適性　Aプラス

近走内容　Aプラス

総合評価　S

現4歳世代に対して疑問的な声もあるが、大きく評価は下げない。

京都3200mって距離以上にスタミナよりもスピード色が強いレース。

持ち前のスピード力活かせるレースなので、舞台適性もAプラス

人気するだろうけど、評価している一頭。

★テーオーロイヤル(2番人気想定)

前走　阪神大賞典　1着

スローで好位にいたテーオーロイヤルに展開が向いたとは言え

0.8秒差をつけての勝利。高く評価できる内容

前々走　ダイヤモンドS 1着

決め手の必要な馬場。

スピードの持続力活かして1着。

天皇賞・春の適性も示した。

【総評】

ストライドは大きく伸びて、ザ・ステイヤーと言った走法

舞台適性　S

近走内容　A

総合評価　Aプラス

近走結果は出ていて、それも恵まれた勝利ではない。

順当に評価すべき内容が続いていて、ここでも評価したい。

トップスピードがどこまで問われるかだが

トップスピード争いではドゥレッツァの方を評価したい。

★サリエラ(3番人気想定)

前走　ダイヤモンドS 2着

初の長距離だったが、適応。

末脚の問われる馬場で

最後はテーオーロイヤルに競り負けたが、力は十分に示した。

前々走　エリザベス女王杯　6着

スローで前有利だった中で後方から差し脚を伸ばして6着。

評価は落とさない。

【総評】

決め手となるスピード力は持っていて、京都3200mの適性は評価したい。

舞台適性　A

近走内容　A

総合評価　A

テーオーロイヤルと評価は近い。

素直に評価すべき馬だと思ってる。

人気しているが、それに見合った実力は有してると思ってる。

★タスティエーラ(4番人気想定)

前走　大阪杯　11着

スローの前有利の展開を好位4番手。

2000mは忙しかったか。

前々走　有馬記念　6着

直線で不利。不利がなければ馬券内はあり得たかもしれない。

それくらい手応えは良かった。

【総評】

長い距離がいいと思っていたし、距離延長はプラスに捉えたい。

舞台適性　A

近走内容　Aマイナス

総合評価　Bプラス

菊花賞の内容的に、ドゥレッツァとは差がある。

ドゥレッツァとは差を付けた評価にしたい。

ベストはタフさの問われる有馬記念で

スピード力の問われる天皇賞・春は割り引きたい。

★ブローザホーン(5番人気想定)

前走　阪神大賞典　3着

直線は外に出した分、ワープスピードに負けてしまったが

2着とは差のない競馬。やや長かった印象

前々走　日経新春杯　1着

タフな馬場で差し脚を伸ばして1着。決め手で勝った。

京都2400mで実力の紛れのないレースでの勝利。

【総評】

前走は外に出すロスがあったのに加えて、斤量も1キロ多かった。

最後は止まり気味だったとは言え

不利の分を差し引いて考えると大きく評価を落とす内容ではない。

天皇賞・春の方が、阪神大賞典よりもステイヤー色が薄まるので、そこもプラスに捉えたい。

舞台適性　A

近走内容　A

総合評価　A

前走負けてはいるが、テーオーロイヤルと大きく差はつけない。

むしろ、前走負けたのが大きく人気を落とす要因になるならば評価を上げたい

★ワープスピード(6番人気想定)

前走　阪神大賞典　3着

スローで内の好位につけた。

直線も内をロスなく回れた。

恵まれた側面はあり、大きく評価できないが

展開的に恵まれれば古馬長距離でも通用するのは示した

前々走　ダイヤモンドS 3着

テーオーロイヤル、サリエラを捉えられず。

テーオーロイヤルとは2.5キロの斤量差があり、差は感じた内容

【総評】

キレる脚があると言うより、スタミナを活かして戦いたいタイプで

末脚が問われる天皇賞・春では割り引きたい。

狙うなら前走の方が狙えた印象

舞台適性　Aマイナス

近走内容　Aマイナス

総合評価　Aマイナス

上位人気の馬とは差のつけた評価にしたいが、展開がハマれば面白い馬だと思ってる。

有力どころが軒並み差し馬なので、前がガラ空きになるようならば、狙い目

★サヴォーナ(7番人気想定)

前走　阪神大賞典　6着

好位5番手くらいにつけており、ポジションとしては悪くはなかった。

直線で外に回した分と第3コーナーでポジションを押し上げれなかったのが敗因。

前々走　日経新春杯　2着

好位に付けてインをロスなく回った。

タフな馬場も苦にせず最後まで差し脚を伸ばして2着。

【総評】

タフさが武器の馬で、スピード要素の問われる側面が増える天皇賞・春では割り引きたい。

舞台適性　Aマイナス

近走内容　Aマイナス

総合評価　Bプラス

菊花賞はゲートで遅れて、捲って行ってスタミナの消耗が多かった中で5着まで来ている。

タスティエーラとも評価としてそこまで差はない。

★チャックネイト(8番人気想定)

前走　AJCC 1着

内馬場が死んでおり、外を回した馬が恵まれた。

8枠11番で外の綺麗な馬場を通った中での1着。

ボッケリーニともハナ差で素直には評価できない

前々走　アルゼンチン共和国　3着

外から差し脚を伸ばして3着。長く良い脚を使った。

直線はスムーズで素直には評価できない。

【総評】

キレる脚があるというよりスタミナ活かすタイプで、距離延長はプラスに捉えたい。

舞台適性　A

近走内容　Bプラス

総合評価　Bプラス

★ディープボンド(9番人気想定)

前走　阪神大賞典　7着

スローの好位4番手だったが、敗戦。

スピードで負けた印象

【総評】

スタミナが武器の馬で、鉄壁の折り合いを持っている。

しかし、前走は肝心の最後のギアを上げていくところで置いて行かれており

年齢とともにスピード面での不安は拭えない印象

昨年は天皇賞・春で2着にきているが、前崩れの展開で、周りが潰れていく中での2着で

スピードが問われたというよりも失速戦の中での好走だった。

問われる中身がスタミナなのかスピードなのかで評価は変えたい。

今回の天皇賞・春に関しては昨年のタイトルホルダー、アフリカンゴールドのように是が非でも前に行きたい人気馬が不在で、落ち着いた展開が想定される。

スタミナが問われると言うよりスピードが問われる展開を想定しているので

そこは割り引きたい。

舞台適性　A

近走内容　B

総合評価　Bプラス

★シルヴァーソニック(10番人気想定)

前走　阪神大賞典　11着

スローで好位にいたが、置いて行かれてしまった。

息切れて敗戦 前々走　

天皇賞・春　3着

前崩れの展開に乗じて3着。

レーン騎手の好判断

【総評】

京都3200mよりも、もっとタフな条件で狙いたい。(ほとんどないけど)

ディープボンドを切るのと同じような理由で切りたいと考えている。

舞台適性　A

近走内容　B

総合評価　B

★マテンロウレオ(11番人気想定)

前走　日経賞　4着

トラックバイアス的にはギリ差し有利の中を逃げた。

最後は差されてしまったが、差し優位の中での僅差の4着なので、評価できる内容。

最後も脚色衰えていないし、距離伸びても大丈夫そうな印象

【総評】

スタミナが武器の馬で前走も内容としては良い。

しかし、なんかまだ余裕を残した走りに見えて、馬が本気で走っていないように見える。(悪い意味でレース覚えた？)

走って見ないと分からない側面も強い馬だとは思うが

キレる脚がある訳ではないので、末脚比べとなると厳しいところはありそう。

舞台適性　A

近走内容　Bプラス

総合評価　B

★プリュムドール(15番人気想定)

前走　阪神大賞典　4着

スローで内をロスなく追走。

最後も外に出されて伸びて来ている。

ブローザホーンと1馬身差で全然負けてない。

外を回した分と位置取りの差で4着になっただけで

展開次第では2着、3着もあり得た内容

前々走　万葉S 6着

内前有利の展開を外を回してロスのある競馬で6着。

展開が厳しかった。

【総評】

前走本命を打った馬で、7番人気ながら

3着のブローザホーンとは差のない競馬を演じてくれた。

今回の天皇賞・春も大きく人気を落とすようならば狙い目。

ブローザホーンと大きな差のない競馬ができている馬が

15番人気想定はおかしいでしょう

舞台適性　A

近走内容　Aマイナス

総合評価　Aマイナス

他馬の考察

メイショウブレゲ、スカーフェイス、ゴールドプリンセス、ハピなどの触れていない馬は基本的に狙えないと思ってる。

京都3200mということもあり、基本的に紛れの少ないコースレイアウト。

人気馬が強いし、人気決着が想定される。

ランク表